Galaxyがアクティブノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds Live」を発表。海外では8月6日発売されているが日本での取り扱いは未定日本では2020年9月4日発売となる。価格は170ドル(約1万8000円)価格は20,673円(税込)とライバルであるAirPods ProやWF-1000 XM3と比べると安価となっている。ワイヤレスイヤホンに3万円近くは出せないがアクティブノイズキャンセリング機能が欲しい方におすすめしたい。それでは詳細なスペックを見ていく。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)

今やAppleやSONYだけでなく、ANCを搭載しているワイヤレスイヤホンメーカーは多く存在する。SENNHEISERの「MOMENTUM True Wireless 2」もその一つであり、全て価格を見ていくと2万円を軽く超えている。もちろん本製品のGalaxy Buds Liveも安い製品ではなく買うのをためらうが、より安くANCを楽しみたいなら購入を検討すべきである。
12mmドライバーによる低音

ヘッドホン界でも有名な「AKG」の音響技術を取り入れた12mmドライバーとバスダクトにより豊かな低音が特徴。また、Galaxy Beansと揶揄されたイヤホン形状は人間工学に基づいたデザインで耳へのフィット感も考慮されており、一日中装着していても疲れない。ずっと付けれいられ、低音も楽しめる今までにないワイヤレスイヤホンとなっている。
聞きやすく、伝えやすいマイク性能

スマホメーカーのGalaxyであり、本製品によるスマホ通話性能は抜群。3つのマイクとボイスピックアップユニットを備え、通話相手の声を聞きやすく、自分の声も伝えやすくなっている。また、先ほど紹介したANCにより、周囲のノイズを消してくれるため、通話性能が格段に向上するワイヤレスイヤホンと言ってもよい。
連続再生8時間のバッテリー性能

バッテリー性能はSONYのWF-1000XM3と同じ連続再生8時間と高スペックで問題なし。毎日通勤等で使っていても、そこまで残量を気にしなくてよい。充電ケースも含めれば、最大21時間使用可能。もう一つのライバルであるAirPods Proは本体のみで5時間、充電ケース込みで24時間のため、あまり大差はない。
また、5分の急速充電で1時間再生可能なので、ちょっとしか充電時間がなくても安心して使うことができる。
残念なのはIPX2という低い防水性能
上記でGalaxy Buds Liveの良い点を述べてきましたが、防水性能をはもう少し頑張って欲しかった。多くのワイヤレスイヤホンがIPX4規格を満足している中、IPX2では不十分と感じる。IPX4であれば、ある程度の雨の中でも使えるが、IPX2だと小雨くらいしか耐えることができない。雨が降った時に使うかの判断が一番難しい防水性能となっている。正直スポーツ時や雨が少しでも降っている場合は使わないのが得策かと…。
まとめ

まだ日本では取り扱いがなく購入不可であるが、従来機同様間違いなく入手できるだろう。完全にAppleとSONYをライバル視しており、ANC含めバッテリー性能なども同等の性能。だが、豊かな低音を重視し差別化を図っている。そこまで外で使う予定がなければ購入しても良いが、IPX2をいう防水性能ではスポーツ時や雨天時の使用を控えたい。使用環境が限定される点を含めるとまだAppleやSONYに軍配があがるかと…。早く試聴して低音がどのくらい豊かなのかを試したい。