TaoTronics「SoundLiberty94」35dBまで騒音低減可能なハイブリッドANC搭載の完全ワイヤレスイヤホンを発売

TaoTronicsからハイブリッドアクティブノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホン「SoundLiberty94」を発表。発売日は2020年9月4日、価格は9,999円(税込)となる。ANC搭載イヤホンが多く発売される中、1万円以下は安すぎる…。一度ANCを体感してみたい人は購入をご検討されてみてはいかがだろうか。

本イヤホンはハイブリッドANCが一番の特徴となるが、他にも機能は満載のため本記事で紹介していく。

特徴

  • ハイブリッドANCの遮音性
  • 外音取込みモード搭載
  • Bluetooth5.1の接続安定性
  • 9.2mmダイナミックドライバーの迫力ある低音
  • 長時間再生のバッテリー性能

■ハイブリッドANCの遮音性

1万円以下という低価格帯でハイブリッドANCを搭載している。ハイブリッドANCとは「フィードバック」「フィードフォワード」の2つのANCにより外部のノイズを低減する技術。以下、簡単な特徴を示しておく。安価なイヤホンはフィードフォワードのみ適用する場合があるので要注意。

  • フィードフォワード:イヤホン外側のマイクでノイズを拾い、耳に届くまでのノイズを予想し、それを打ち消す音を流すことでノイズを低減する。
  • フィードバック:イヤホン内部のマイクでノイズを拾い、ノイズを打ち消す音が出せるため、フィードフォワードよりノイズ低減の質が高くなる

この機能により、35dBまで外音を低減でき、ある程度の騒音環境下でも音楽を楽しむことができる。ちなみに電車のガタンゴトンという音は70~80dBのため完全には除去することはできない。それでも効果は十分あると考える。

■外音取込モード搭載

AirPods Proを始め、多くのワイヤレスイヤホンに搭載される外音取込みも本イヤホンに採用されている。ランニングやウォーキング中に外音を取り入れたいときに活躍する。

私も外音取込み機能を活用し、仕事場でイヤホンを外さずに会話することも多々ある。しかし、目上の人や重要な話をするときはイヤホンを外したほうがいい。あまりいい印象を持たれないので…。

■Bluetooth5.1の接続安定性

Bluetooth5.0→5.1に進化したことで、スマホとイヤホンの接続が安定し、音跡切れしにくくなる。それだけでなく、省電力化も実現しておりスマホとイヤホンのバッテリーが減りにくくなる。

最新のBluetooth機能をすぐ製品に搭載する開発の速さはTaoTronicsの特徴とも言える。日本のメーカーもこういう点は見習ってほしい。

■9.2mmダイナミックドライバーの迫力ある低音

昨今のワイヤレスイヤホンは6mm径のドライバーを使うのが主流であるが、SoundLiberty949.2mm大径ドライバーを搭載している。それによりパワフルで迫力のある低音が楽しめる。

■長時間再生のバッテリー性能

ANC OFFかつ充電ケース併用であれば、最大32時間再生することが可能。しかし、ANC ONにすると再生時間が著しく低下するため、過度な使用は厳禁。再生時間は以下の通り。

  • ANC OFF:イヤホン本体で8時間、充電ケース込で32時間
  • ANC ON:イヤホン本体で5時間、充電ケース込で20時間

イヤホン片耳が5.3gと軽く、バッテリー自体の性能はそこまで高くない。デスクワーク中心の生活で常時イヤホンを付けている人は、ANC ONOFFをうまく切り替えたほうがよい。

SoundLiberty94 スペック

製品名 SoundLiberty94
Bluetooth Ver.5.1
ドライバー 9.2mmダイナミックドライバー
周波数帯域 20~20,000Hz
対応コーデック SBC/AAC
連続再生時間 ANC OFF:8時間
ANC ON:5時間
最大再生時間
充電ケース込
ANC OFF:32時間
ANC ON:20時間
防水性能 IPX4
サイズ
幅×奥行×高さ
74×43×33mm
重量 片耳:5.3g
充電ケース:49.8g
発売日 2020年9月4日
価格 9,999円(税込)

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