radiusから低音域のノイズを抑制する完全ワイヤレスイヤホン「HP-NX500BT」を発表。発売日は2020年10月中、価格は18,000円前後を予定しています。FLW構造の大径ドライバーを採用し、ノイズ低減とパワフルな音質を両立させた高性能モデルとなります。
特徴
- 低音ノイズを抑制するFLW構造ドライバー
- 接続安定性を向上させる様々な技術
- 低遅延コーデックaptX対応
- IPX4の防水性能
- ディープマウントイヤーピース
- アジャスタブルポート
■低音ノイズを抑制するFLW構造ドライバー
「低音はパワフルだけど音に濁りを感じる」
一時期低音を強調したイヤホンにハマり漁っていた頃、低音の濁りのようなノイズが気になり解像度が低く感じることがありました。中高音が聴こえにくくなり、音質のバランスも悪くなります。
HP-NX500BTは、この低音ノイズを抑制する技術「FLW構造ドライバー」を採用しています。独自の空中配線技術により、駆動時に振動板へ偏った負荷を与えず、ノイズに繋がる振幅の発生を軽減に成功。これによりはっきりとした音質と定位を実現しています。
また、ボイスコイルにはSPCCAW(SP-銅クラッドアルミ線)を採用しています。通常の銅線と比べて軽量であり、振動板のレスポンスがよくなります。高音域の優れた伸びと歯切れの良い低音域を可能としています。
■接続安定性を向上させる様々な技術
「接続を安定させるアンテナと回路を徹底的に見直しています」
BluetoothのコアとなるチップはQualcomm社の「QCC3020」を採用し、チップアンテナも厳選しています。イヤホン自体が小さいため、部品配置を最適化することでアンテナの実効面積を拡大しています。
アンテナから「空中へ放射する電波効率」と「電波を飛ばす方向」を改善し接続安定性を向上させています。
また、アンテナとコアチップを繋ぐインピーダンス整合回路には日本製の高品質なインダクタンスを採用。Bluetooth帯域の中心周波数(2.44GHz)の値に限りなく近づくよう頭部模型を用いて緻密に回路調整を行なっています。
信号がアンテナから基板上のコアチップへ伝達されるまでのロスを低減し、楽曲再生時の音途切れ発生を抑制しています。
他社のイヤホンでも続々採用されているTWS+にも対応しています。イヤホンと接続する親機から左右両方のイヤホンへ同時にデータ送信することで接続安定性を向上させています。
■低遅延コーデックaptX対応
通常の通信コーデックSBCでは遅延が大きく、動画視聴時に音と映像が合わなく違和感を感じてしまいます。AACでも改善されますが、更に低遅延かつ高音質を実現したのが「aptX」となります。
遅延が0.07秒と短く、接続機器と音声の同期性が極めて高くなります。人の脳は0.1秒以下の遅延を感じにくいと言われているため、動画視聴やゲームにおいてストレスを感じなくなります。
私の記事でSBC/AAC/aptXなどのコーデックについて詳しく紹介していますので、気になった方はこちらの記事をご覧下さい。
【SBC/AAC/aptX/LDAC】どのBluetoothコーデックが遅延・音質において優れているのか
■IPX4の防水性能
雨天時などでも安心して使えるようIPX4を満足する防水性能となっています。スポーツなどのアクティブシーンでも安心して利用できます。
少しでも濡れた場合は、湿ったままではなく水気を取ってから保存するとイヤホンが故障しにくくなり、より長持ちします。
■ディープマウントイヤーピース
従来のイヤーピースとは異なり、装着したときに耳の奥でフィットする形状となります。安定した装着感と高い遮音性により、音楽に没頭することができます。
■アジャスタブルポート
様々な人の耳に合うように、イヤーポートに設けた突起により装着位置を2段階で調整可能となります。音質はそのままで装着位置を変えることができ、装着感に悩まされることが無くなります。
HP-NX500BT スペック
製品名 | HP-NX500BT |
ドライバー | φ9.8mmダイナミック |
インピーダンス | 16Ω |
感度 | 113.5dB±3dB |
Bluetooth | Ver.5.0 |
最大通信距離 | 約10m |
対応コーデック | SBC/AAC/aptX |
周波数帯域 | 10~45,000Hz |
連続再生時間 | 5.5時間 |
最大再生時間 充電ケース込 |
27.5時間 |
防水仕様 | IPX4 |
付属品 | ディープマウントイヤーピース (XS,S,M,L) USB Type-Cケーブル 取扱説明書 |
発売日 | 2020年10月 |
価格 | 18,000円前後 |