OPPOから音楽と通話の両方をノイズキャンセリングする「OPPO Enco W51」を発表。発売日は2020年9月4日、価格は15,800円(税込)となる。
OPPO初のワイヤレス充電にも対応し、イヤホン性能だけでなく利便性も考慮した製品となっている。その他特徴も詳しく紹介していく。
OPPO Enco W51 特徴
- ハイブリッドノイズキャンセリング搭載
- ワイヤレス充電対応
- 音質強化ドライバー内蔵
- 左右同時伝送で接続安定性向上
- IP54の防塵防水性能
■ハイブリッドノイズキャンセリング搭載
最新のデュアルコアチップとトリプルマイクにより、最大35dBの外部ノイズを遮断できる。電車内のガタンガタンという騒音は、80~90dBであり完全には遮断できない。ただ、音楽に集中するには十分なアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載している。
このANCにはハイブリッドノイズキャンセリング技術が使われている。イヤホン内で騒音を打ち消す音を出し、その結果を見て修正する「フィードバック制御」とノイズが発生する前にその影響を極力少なくする「フィードフォワード制御」が使われ、効果的にノイズを除去している。
簡単に言うと、過去に発生した「ノイズ」と未来に発生するであろう「ノイズ」の両方を考慮してANCを行っている。これがOPPO独自のハイブリッドノイズキャンセリングである。
また、この機能はリスニング時だけでなく通話時にも適用されるため、騒音環境下でも相手に何回も聞き返すことなくクリアな音声で通話が行える。
■ワイヤレス充電対応
専用のワイヤレス充電器に置くだけで約2.5時間で充電が完了する。最近はスマホやイヤホンと毎日充電する機器が増え、メンドくささを覚えてしまう。ワイヤレス充電に対応することで毎日のストレスからも解放される。
残念ながら「Enco W51」は、ANC使用時だと本体の連続再生時間が4時間と短いため、ワイヤレス充電は必須と言える。
■音質強化ドライバー内蔵
AirPods ProやWF-1000XM3を使用して思うのは、ノイズキャンセリング中の音質劣化が気になるということ。もちろんノイズが除去されたことで聴きやすくなる利点はある。
そこでOPPOは、7mmダイナミックドライバーに音質補強アルゴリズムを搭載することで、ノイズキャンセイリングによる音質劣化を回避。パワフルな低音や繊細な高音を再現してくれる。
■左右同時伝送で接続安定性向上
Bluetooth5.0により通信接続性や省電力性は申し分なく、左右のイヤホンがそれぞれ端末と接続する「左右同時伝送」にも対応し、音途切れや遅延にも強いイヤホンとなっている。
電車のような混雑環境下でも安心して使え、動画を見ても遅延によるストレスを感じさせない。
■IP54の防塵防水性能
防塵防水性能はIP54を満足し、小雨程度であれば問題なく使うことが可能。また、粉塵が内部に侵入しなく、砂ぼこりがある場所でも安心して使える。
片耳4g以下の軽さも相まって、スポーツ時にも使いやすいイヤホンとなっている。
■最大約4時間の連続再生時間
ここはデメリットとなるが、イヤホン本体だけの場合、連続で4時間以上使うことができない。充電ケースに収めることで最大24時間の使用が可能となるが、他社のフラッグシップモデルと比較するとバッテリー性能が劣っている。
また、ANC ONの場合、上記から更に使用時間が減少するため、常時ANC ONが厳しくなる。片耳4g以下の軽さは嬉しいが、多少重くなってもいいのでバッテリー性能を上げてほしかった…。
OPPO Enco W51 スペック
製品名 | OPPO Enco W51 |
ドライバー | 7mmダイナミック |
周波数帯域 | 20~20,000Hz |
感度 | 103dB@1kHz |
マイク感度 | -38dBV/Pa |
対応コーデック | SBC/AAC |
Bluetooth | Ver.5.0 |
連続再生時間 | ANC ON:約3.5時間 ANC OFF:約4.0時間 |
最大再生時間 充電ケース込 | ANC ON:約20時間 ANC OFF:約24時間 |
充電時間 充電ケース込 | USB Type-C:約80分 ワイヤレス:約2.5時間 |
防塵防水 | IP54 |
重量 | 片耳:3.95g イヤホン+充電ケース:55.5g |
カラー | フローラルホワイト スターリーブラック |
発売日 | 2020年9月4日 |
価格 | 15,800円(税込) |