
日本のオーディオブランド「final」から2019年8月28日に発売された、E500がゲーム(特にFPSやTPS)にピッタリなので紹介。定価は2,020円(税込)と非常に安価なため、スマホの初期イヤホンしか持っていない人におすすめ。
公式ではバイノーラル音源※を聴くためのイヤホンと謳っている。ASMRやゲームは基本的にバイノーラル技術で制作されており、E500であればゲーム音源などを違和感なく再現してくれる。
ダミーヘッド
※バイノーラル音源:ダミーヘッドなどの両耳にマイクを入れて録音したもの。人間の耳で起こる音響特性を再現する方法であり、イヤホンで聞くと立体感のある音に感じられる。定位感がはっきりする。
final E500特徴
- 空間や方向感を感じられるイヤホン
- スウィングフィット機構
- φ6.4mmダイナミックドライバー
- オリジナルイヤーピース
- 太めのケーブル
■空間や方向感を感じられるイヤホン

先程説明したように、バイノーラル音源を違和感なく聴くことができ、空間や方向を感じるコンテンツに向いている。例えば、ASMR、ゲーム、VRが当てはまる。これらの制作者が意図した通りに聴こえ、よりコンテンツを楽しむことができる。
私は、ゲームにはお金を惜しまないタイプだが、FPSやTPSをする時は本イヤホンfianl E500を使うことが多い。定位感が素晴らしく、敵の足音とその位置を掴みやすい。10,000円前後のゲーミングヘッドセットを様々使ってきたが、結局はE500を使う機会が多い。
■スウィングフィット機構

自分の頭を左右に振ったり、傾けたりしてもイヤーピースが耳にしっかりフィットする機構であり、スウィングフィット機構と呼ばれる。イヤーピースが変形しなく、どんな状況でもクリアな音を再現してくれる。ゲーム時はモニターの隅から隅まで見る時に顔を動かしがちであり、この機構により音漏れ等を防いでいる。もちろんVRのようにガンガン動く場合でも効果的。
■φ6.4mmダイナミックドライバー

φ6.4mmと大き目のダイナミックドライバーを採用することで、バイノーラル音源に重要な低音をしっかり出してくれる。
■オリジナルイヤーピース

音導管部分と耳に触れる部分で硬さが異なる2種類のシリコン素材を採用。音導管部分は、固めのシリコンに溝加工を施している。逆に耳に触れる部分は柔らかく快適な付け心地を実現。5サイズ(SS/S/M/L/LL)同梱しているため、好みのサイズを選べる。
■太めのケーブル

断線を防ぐ目的で柔軟で太めのケーブルを採用。
E500デメリット
上記では良い面を紹介したが、悪い面も存在します。それは、「低音がこもる」ところ。普通に音楽鑑賞をする場合、パワフルな低音だがこもる感覚が強く、長時間聴くのが厳しい。音楽鑑賞にはあまり向いていない印象。

ASMR、ゲーム、VRなどバイノーラル音源を楽しむ目的で購入すると、非常に満足感が高い。
final E500 スペック

製品名 | final E500 |
筐体 | ABS |
ドライバー | φ6.4mm ダイナミック |
インピーダンス | 16Ω |
感度 | 98dB |
重量 | 15g |
ケーブル長 | 1.2m |
付属品 | イヤーピース |
保証 | 1年間 |
発売日 | 2019年8月28日 |
価格 | 2,020円(税込) |
finalについて
finalは1974年創業の日本のオーディオブランド。コンセプトは創業当初から変わらずシンプルであること。
「原理的に正しいことを徹底的に追求する」
日本に新たな工場を立ち上げ、開発と製造チームを一つの場所に集め、コミュニケーションを密にする事で、高い品質を追求している。