FiioからKnowles製BAドライバー搭載の完全ワイヤレスイヤホン「Fiio FW1」を発表。発売日は2020年9月11日、価格は9,900円(税込)となる見込み。Fiio専用ドライバーによる高音質と接続安定性が売りのイヤホン。
Fiio FW1 特徴
- Knowles製BAドライバー搭載
- DSPを活用したノイズ低減
- 高音質コーデックaptX対応
- LDSアンテナによる接続安定性
- 連続7時間再生可能なバッテリー性能
- 小型かつ軽量のデザイン
■knowles製BAドライバー搭載
FW1は、Fiio専用のKnowles製BA(バランスド・アーマチュア)ドライバーを搭載。音質面では「ダイナミックな低音」「豊かな中音」「クリアな高音」を備えており、違和感のない自然な音を実現。専用ドライバーを採用したことで周波数特性とインピーダンスを入念に調整している。
※knowles製BA
バランス・アマチュア・スピーカーはダイナミック・スピーカーに比べ小容量ながら低電圧で大出力が得られます。Knowlesのバランス・アマチュア・スピーカーはいくつかのサイズと仕様で用意されており、お客様固有の性能条件を満たすように細かく調整でき、高性能インナー(カナル)型のHi-Fiイヤフォンに幅広く採用されています。また、お客様製品の最終的な微調整を可能とする音響ダンパー素材も数多く取り扱っています。
https://www.avnet.com/wps/portal/japan/manufacturers/knowles/
■DSPを活用したノイズ低減
BAドライバーに頼ったことでバックグラウンドノイズが問題となる。そこで、Fiioの豊富な音響技術に基づき、SoC内部のDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を活用したチューニングを施すことでノイズ低減に成功している。
完全ワイヤレスイヤホンの新たな可能性を示す製品である。
■高音質コーデックaptX対応
接続安定性と信頼性で定評のあるQualcomm製SoC「QCC3020」を採用。対応コーデックはSBC、AACに加えて高音質であるaptXに対応している。
コーデックにおける音質と遅延についてまとめた記事があるので、知りたい方はこちらを参考にして頂きたい。
【SBC/AAC/aptX/LDAC】どのBluetoothコーデックが遅延・音質において優れているのか
■LDSアンテナによる接続安定性
Bluetooth5.0による省電力と接続安定性を実現しているが、Fiio FW1はLDS(レーザー・ダイレクト・ストラクチュアリング)アンテナを実装することで更なる接続安定性を得ることに成功。
伝送範囲、受信性能、干渉防止能力が大幅に向上し、都心の満員電車でもストレスなく音楽を楽しめる。
また、従来の片側イヤホンに接続→反対側イヤホンに接続する「リレー方式」ではなく、ス2つのイヤホンがスマホと直接接続する「TWS+」により接続安定性がさらに増している。
■連続7時間再生可能なバッテリー性能
フル充電で連続7時間の再生が可能。更に充電ケースを併用することで最長21時間の音楽を楽しめる。一日ガッツリ音楽を楽しんでもバッテリー切れの心配はない。
■小型かつ軽量のデザイン
デザインから材料選定に関する数多くのテストを行うことで快適さとフィット感を実現している。片耳4.5gという小型軽量のボディに加えて、柔らかく肌に優しいシリコン製イヤーチップの組み合わせは最高の日常を演出する。
スペック
製品名 | Fiio FW1 |
チップ | Qualcomm QCC3020 |
Bluetooth | Ver.5.0 |
コーデック | SBC/AAC/aptX |
ドライバー | Knowles製BAドライバー |
周波数帯域 | 20~20,000Hz |
連続再生時間 | 約7時間 |
最大再生時間 充電ケース込 |
約21時間 |
重量 | 片耳:4.5g |
発売日 | 2020年9月11日 |
価格 | 9000円前後 |