最近のイヤホンはANCや外音取込みなど豊富な機能が増えた一方で、高価で修理がしにくい傾向にある。そこで今回は、イヤホンをより長持ちさせる4つの簡単な対策を紹介する。
これは有線・無線関係なく有効なので、普段何気なく使っている方に見て頂きたい。
断線を防ぐ保管ケース
有線イヤホンで一番故障率が高い「断線」を防ぐ保管方法を紹介する。一番簡単なのは「イヤホンケース」で保管すること。1,000~2,000円程度で購入できるものが多くイヤホンのことを考えれば安い買い物だと思う。
私が使っているのは、「カスタムIEM対応のセミハードケース」であり、比較的大きめのイヤホンでも難なく収納できる素晴らしい商品。太めのケーブルも芯に巻き付けられ、変なクセもつかなく負荷も掛からない。断線を防ぐケースといっても過言ではない。
芯には溝があり乾燥剤の設置により、湿気からも守ってくれる。大き過ぎなく鞄の中にサッと入れられる携帯性も気に入っている。
もしイヤホンを使った後に鞄にそのまま入れている人は、長持ちさせるために以下ケースを購入してみてはいかがだろうか。
イヤホンの汚れを取る
イヤホンは皆さんが思っているより汚れやすく、放置していると内部故障などを起こす恐れがある。特にワイヤレスイヤホン。ANCや外音取込みなど豊富な機能が増え、イヤホン内部が基盤等で密になっているので、ちょっとの汚れも故障の原因になりやすい。
- イヤーピースを外す
- イヤーピースと本体をペーパータオルで拭く
- 汚れが酷い場合はキッチン用洗剤を薄めて、布につけてから軽く拭く
これを行うことで、耳垢や皮脂等の汚れが落ちるだけでなく臭いもなくなるのでおすすめ。私は週一で上記の掃除をしており、故障率がグンと減っている。(掃除をしていない頃はよく故障して修理に出していました…)
イヤーピースを交換する
イヤーピースは消耗品と思った方がよい。頻繁に汚れを取っていても全てを取ることは難しく、残った汚れがイヤホン内部に入る可能もある。
イヤホンとイヤーピースの相性はあるものの、個人的にどのイヤホンにも合うのは「Complyシリーズ」のイヤーピースだと思う。買っておいて損はなく、高遮音性により低音が強調されるため音質の向上にもつながる。
湿気対策を念入りに
湿気の多い夏はイヤホン(電化製品全般)にとって苦しい季節となる。簡単に解消する方法は、シリカゲルを常にイヤホンケースの中に入れておくこと。これだけでも全然違うのでおすすめ。
より湿気対策をしたいならカメラ用などの防湿庫の導入だろう。やりすぎかと思うかもしれないが、何十万もするイヤホンを購入したなら対策するに越したことは無い。
湿気は故障だけでなく音質劣化にも大きく関わるので、置き場所がないなら1万円程度の小型タイプでもいいだろう。
以上がイヤホンをより長持ちさせる4つの簡単な対策となる。折角気に入ったイヤホンを見つけても故障すると気分もお金も落ちてしまうので、面倒にならないくらいの対策は絶対に行った方がいいでしょう。