ag製のワイヤレスイヤホン特徴
- final監修により、高・低音のバランスが良い
- 付属のイヤーピースは女性でも安心のSS,S,M,L,LL
- 充電ケースを含めた再生時間の長さ
- イヤホン本体の圧倒的軽さ!
- 上記性能を備えた高コスパ
サブ機想定なので、ノイズキャンセリング(以下NC)や外音取り込みなどの機能はありません。これらの機能を省くことで高コスパを実現しているのでしょう。それでは3機種を紹介していきます。
最上位機種「TWS04K」

国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP2020 SUMMER」のおいて、1.2万~1.5万円未満部門で「金賞」を受賞しています。
■音質
高音の透き通った綺麗な音が印象的であり、女性ボーカルだけでなくピアノやシンバルといった楽器も十分によく聞こえます。それだけでなく中音もしっかり出ており、男性ボーカルの力強さも表現できています。
しいて言うならば、重低音はあまり出ていないので、バスドラムなどをガンガン聞きたい人には向かないです。ただ、低音自体は出ているので、全体のバランスは良くとれています。
■機能
冒頭で説明したように
- ノイズキャンセリング
- 外音取り込み
といった機能はありません。
ただ、耳へのフィット感がよく防水性能「IPX7」を備えているため、ランニングにも使えるという点はいいですね。(これは評価が高いです)
■カラー

ちょっと残念ですが、ブラック一択です。最近はオシャレ目線でカラーや柄にも拘っている製品がありますからね。個人的には対となるホワイトが欲しかったです。
■バッテリー

本体で9時間、充電ケース込みで180時間という驚異の再生時間
(ただaptXの場合、本体のみで6時間となります)
この充電ケースはモバイルバッテリーの役割も果たすのでスマホも充電できます。
色々なワイヤレスイヤホンを見てきましたが、AVIOTのTE-D01g mk2の120時間が最長であったと記憶しています。それを60時間も上回るのは流石の一言です。スマホ用のモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要がなくなるので、人によっては荷物が減るという嬉しさもあります。
■重量
イヤホン本体:5.0g
バッテリーに続きこちらも驚異的な軽さです。フィット感も相まって付けているのを忘れるくらい存在感をなくしてくれます。
(音質は存在感ありますが…)

そして、イヤピースが5種類付属しており、不安なく自分に合ったものを付けられます。女性には嬉しいSSサイズのイヤーピースも付いています。
■接続安定性
Bluetooth5.0を採用しており、屋外のガヤガヤしたところでは音が途切れることはありませんでした。ただ、満員電車では多少途切れます。これは他の製品にも同じことがいえるので短所とはならないかと…

音質コーデックaptXに対応しており、接続安定性と高音質を兼ね備えている点も大きく評価できます。
重低音が欲しいなら「TWS02R」

■音質
タイトルにもある通り、重低音が強めでユーザーの意見が分かれそうなイヤホンです。ドラムを強調したような曲にはピッタリ当てはまります。しかし、中低音(声域の一番低いところ)は少し物足りない気がします。オペラとかには不向きですね。
逆に、きれいな高音が出ており「final」監修であること思わせる解像度の高さを感じました。
■質感

本体が粉雪塗装をしたマット加工なのがgood。耳垢や指紋が付きにくくキレイを保てるのは本当に嬉しい。また、イヤーピースも半透明であり、汚れが目立ちません。(かと言って、掃除は怠らないように!)
■重量
上記で紹介したTWS04Kと同じく5.0gです。コンパクトなので耳馴染みが最高です。
■バッテリー
ここは欠点です。本体は連続再生3時間と短く、充電ケースを含めると39時間となります。39時間であれば長所になるのでは?と思う方もいると思いますが、このケースはモバイルバッテリーであり91gと重いです。もう少し充電性能を上げるか軽量・小型にした方がいいですね。

この性能だとスマホ用のモバイルバッテリーの代わりにはならないでしょう。
ただ、見た目は可愛くていいですね。
■端子
USB TypeCではなくmicroUSBなのは惜しいですね。ただこれは人によって好みが分かれるので評価が難しいところ。
コスパを求めるなら「TWS03R」

圧倒的コスパの高さ。とりあえずワイヤレスイヤホンが欲しいという方向けです。お値段約6000円。
にもかかわらず、音質にクセはなく素直で人を選ばないイヤホンです。
ただ、メリットとデメリットがそれぞれあるので紹介していきます。
■音質
上記で紹介した「TWS04K」「TWS02R」と比べ、高・中・低音があまり出ていない印象です。ただ、聴いていて疲れずバランスもいいため、長く聴けるというメリットがあります。
■質感

先程紹介した「TWS02R」と同じく粉雪塗装をしたマット加工です。毎日使うことを想定するとキレイを保てるのは本当に嬉しい。
■重量

本体は4.5gという驚き。ケースも46gと軽いので場所を取りたくないという人にはもってこいです。
■バッテリー
こんなに小さいのに5時間連続再生可能です。充電ケースを含めると17時間も聴くことができます。本体を1.5時間充電すればバッテリー満タンになる点も地味に嬉しいです。
■カラー

6種類あるので、私は珍しいグリーンを購入してみました。カフェとかオシャレな場所で使いたいときに気分が上がります。洋服と合わせてもいいですね。
■端子
USB TypeCではなくmicroUSBです。これは「TWS02R」と同じです。
■接続安定性
都内を電車で移動中に、音が途切れることがあったので接続安定性は少し良くないです。屋内や人がいないところで使うことを想定すれば問題ありません。
ag製 スペック表
名称 | TWS04K | TWS02R | TWS03R |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
チップ | Qualcomm QCC3020 | Qualcomm QCC3020 | Qualcomm QCC3020 |
再生時間 本体(ケース込) | 9h (180h) | 3h (39h) | 5h (17h) |
NC | – | – | – |
外音取込み | – | – | – |
コーデック | SBC AAC aptX | SBC AAC | SBC AAC |
防水仕様 | IPX7 | – | – |
カラー | 1色 | 6色 | 6色 |
片耳重量 | 5.0g | 5.0g | 4.5g |
発売日 | 2020/5月 | 2019/11/15 | 2019/11/15 |
価格 | 約15,800円 | 約8,500円 | 約5,980円 |
まとめ
上記、ag製完全ワイヤレスイヤホンを3つ紹介しました。マニア向けのサブ機という位置付けとは思えない音質や再生時間、特に最上位機種の「TWS04K」はメインとしても遜色なく使うことができます。
「TWS02R」「TWS03R」はサブ機というより、今まで完全ワイヤレスイヤホンに興味はあるけど買ったことがない人に向けた入門機という印象を受けました。
それでは、よい娯楽時間をお過ごしくだい。