1MOREの完全ワイヤレスイヤホン「EHD9001TA」が世界初のTHX認定を取得しました。音質だけでなくノイズなどの厳しいチェックをクリアしたことが証明され、TWSでは世界初のTHXロゴマークが付与されます。
バランスドアーマチュアとダイナミックドライバーのハイブリッド型による音質の素晴らしさが個人的にはグッときています。
THXについて
THX社から音質とノイズ等に対して厳しいチェックが行われ、全ての項目をクリアしています。これによりTHX認定を取得した世界初の完全ワイヤレスイヤホンとなりました。
THXについて
THXは主に、映画館や家庭用AV再生機器のクオリティチェックを行う。また、DVDやビデオグラムなど、ソフトのマスタリングの品質チェックも行う。THX社が規定する品質をクリアした劇場やAV機器、DVDなどには、THXマークをクレジットすることが許される。名前の由来は、ルーカスフィルムにて開発を行ったトム・ホールマンの実験(”Tom Holman eXperiment”)、または同氏のクロスオーバー(”Tom Holman’s Crossover”)のクロス(X)に由来し[1]、その後 ジョージ・ルーカス監督のデビュー作「THX 1138」にある。本社は、ロサンゼルス郡のバーバンクにあり、ソフトチェック用の全てTHX仕様のスタジオを5つ持っている。
1983年、ジョージ・ルーカスによって創業され、ルーカスフィルムの一部門として始まり、2002年にスピンオフした際に独立した。2012年にシンガポールのデジタル機器メーカーのクリエイティブ・テクノロジーが買収、その後2016年、シンガポールのRazer社によって買収された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/THX
下記の特徴があってこそのTHX認定取得のため、しっかりと特徴をお伝えしていきます。
特徴
- 中高音域が得意なBAを採用
- デュアルマイクによりANC技術
- 様々なシーンで役立つ外音取込み機能
- 高音質かつ低遅延なaptX採用
- 安定した装着感
- タッチセンサーによる簡単操作
■中高音域が得意なBAを採用
「女性ボーカルなどの中高音がクリアに聴こえます」
採用されたBA(バランスドアーマチュア)ドライバーは、一般的なTWSに多く使われているダイナミック型と比較して、小型で精密な振動系のため中高音域のクリアなサウンドが特徴となります。
そして本イヤホンEHD9001TAは、BAとダイナミックドライバーを採用した「ハイブリッド型」となっており、BAが苦手とする低音域の量感も確保しています。BAとダイナミックのイイとこ取りをした素晴らしい音質が楽しめます。
■デュアルマイクによりANC技術
「デュアルマイクでノイズ低減性能が格段にアップ」
イヤホン外部と内部にマイクを備えており、「外部マイクで環境音」を「内部マイクで耳に近い音」を取得しています。これらの音を参照することで、最大40dBまでノイズを除去することができます。
個人的にはAirPods Proに近いANC性能を持っており、低価格なのに高性能なモデルとなっています。(THX認定納得のANC)
■様々なシーンで役立つ外音取込み機能
周囲音を注意しながら音楽も楽しめることができる「外音取込み機能」も搭載しています(パススルー機能とも言われています)。
イヤホンを外さずに会話や電車のアナウンスを聴けるだけでなく、イヤホンを外す頻度を減らすことで落下や紛失も予防してくれます。
イヤホンの外側をダブルタップすることでANCと外音取込みの操作を切替えることができます。
- ノイズリダクションON(強)
- ノイズリダクションON(弱)
- 外音取込みモード
- 機能OFF
■高音質かつ低遅延なaptX採用
「機能だけでなく対応コーデックも充実しています」
iPhoneなどのiOSでの高速伝送が可能な「AAC」とAndroidの音質向上・低遅延となる「aptX」のコーデックに対応しています。もし購入を検討している場合、自分の親機(スマホなど)がどのコーデックに対応しているか購入前に確認した方がいいでしょう。
aptXは遅延性能が目覚ましく、Youtubeなどの動画視聴でも違和感なく楽しむことができます。FPSなどの数msを競うゲームは流石に厳しいため、有線イヤホンまたはaptX-LLのワイヤレスイヤホンの方がよいでしょう。
コーデックについてはこちらの記事でまとめています。良ければご覧下さい。
【SBC/AAC/aptX/LDAC】どのBluetoothコーデックが遅延・音質において優れているのか
■安定した装着感
シリコン製のイヤーチップだけでなく、外耳サポートのイヤーフィンも付属されています。サイズはS,M,Lのため自分に合った形状を選択できます。
少し動いたくらいではグラつかなく、しっかりと固定される印象です。ただ、イヤホン自体が片耳7.9gと少し重めなので過信は禁物です。
■タッチセンサーによる簡単操作
音楽再生や通話に関する操作を左右イヤホンのタップで簡単に操作することができます。
音楽の再生や一時停止、トラック送りなどはもちろんのこと、ダブルタップによりANCや外音取込み機能も選択できる優れものです。
EHD9001TA スペック
製品名 | 1More EHD9001TA |
Bluetooth | Ver.5.0 |
インピーダンス | 32Ω |
連続再生時間 | ANC ON:5時間 ANC OFF:6時間 |
最大再生時間 充電ケース込 |
ANC ON:18時間 ANC OFF:22時間 |
サイズ | イヤホン:30×18×28.5mm |
重量 | 片耳:7.9g 充電ケース:63.2g |
発売日 | 2020年1月25日 |
価格 | 19,800円(税込) |
なお、ファームウェアVer.3.62以降がTHX認定となるため、旧バージョンの場合は専用アプリでアップデートをして下さい。