
LGからアームスタンド標準搭載の4K 31.5型モニターを発表。2020年8月6日発売で価格は85,000円前後となる。4KかつIPSパネルなので視野角による輝度や色変化が少ない高品質となる。アームスタンドも自由度が高く、どんな環境でも自分に合ったベストな画面位置を見つけることができる。
ゲームでも使えないことはないが、FPSや格闘ゲームなどリフレッシュレートや応答速度重視のプレイヤーには向かない。映像美を楽しみたいゲーム、例えばRPGなどはバッチリはまりそうなモニターとなる。個人的にはPhotoshop画像編集で猛威を振るいそう。
32UN880-B 特徴
- 自由自在な調整が可能なアームスタンド
- 4K IPSで視野角に影響しない映像美
- 豊富な端子類
■自由自在な調整が可能なアームスタンド

ここまで自由自在に調整ができるモニターアームはなかったのではないか。モニターを左右上下に動かせるのは当たり前で奥行や回転なども微調整できる優れもの。
・スイベル ±280°
・伸長/引き込み 0~180mm
・高さ 0~130mm
・ピボット 90°
・チルト ±25°
これだけ調整できればどんなデスク、姿勢にも合わせるられる。デスクワーク用としては大きめの画面サイズ(31.5型)であり、こういった調整は必要不可欠。これだけの高性能なアームスタンドを別途購入すると10,000~20,000円はするためお買い得である。
■4K IPSで視野角に影響しない映像美

DCI-P3かつHDR10という高スペックな4Kモニターで色の表現や明暗の輝度差の性能が高い。さらにIPSパネルなので視野角による輝度や色変化が少なく、どんな角度からでも映像美を楽しめる。ゲーム用として購入してもよいが、Photoshopなどで画像を加工する用途としてもバッチリ。
※DCI-P3:米国の映画会社で構成される業界団体で定められたデジタルシネマ規格。映画撮影で使われるカラーフィルムの色域に対応し、比較的広範囲の色域を表現できる。
■豊富な端子類

USB Type-C一本で映像入力、データ転送、60W充電が可能。これによりデスク周りが配線でぐちゃぐちゃになりにくい。安価なゲームモニターにはTypa-C端子がないので重宝する。
また、HDMI端子×2、DisplayPort端子×1を搭載し全てが4K 60Hzで表示できる。PCゲームだけでなくPS4も4K対応できるのは嬉しい仕様。欲を言えば、DisplayPort接続の時は144Hz対応して欲しかった。4Kで動きに強ければ、このモニターで全てをまかなえたのに…。上位機種として販売して欲しい。

またモニターに繋がるケーブル類を簡単に収納でき見た目もスッキリする。
32UN880-B スペック
製品名 | LG 32UN880-B |
画面サイズ | 31.5インチ |
パネル | IPS |
アスペクト比 | 16 : 9 |
解像度 | 4K 3840×2160 |
画像ピッチ | 0.18159×0.18159mm |
表示色 | 約10.7億色 |
視野角 水平/垂直 | 178°/178° |
輝度 | 350cd/m2 |
コントラスト比(標準) | 1000:1 |
応答時間 | 5ms(GTG) |
色域 | DCI-P3 95% |
リフレッシュレート | 60Hz |
入力端子 | HDMI×2 DisplayPort×1 USB Type-C×1 |
出力端子 | ヘッドホン×1 |
USB端子 | アップストリーム×1(Type-C) ダウンストリーム×2(USB 3.0) |
スピーカー | 最大出力5W+5W |
機能 | HDR HDR10 HDCP Flicker ブルーライト低減モード 色覚調整モード Smart Energy Saving Super Resolution+ ハードウェアキャリブレーション FreeSyncテクノロジー |
アームスタンド | OSD操作ボタン チルト±25° スイベル±280° 高さ調節 130mm ピボット90° |
重量 | 10.3kg |
発売日 | 2020年8月6日 |
価格 | 85,000円前後 |
まとめ
アームスタンドが標準搭載されているモニターは少なく、85,000円前後と高価だがコスパは非常に高い。アームスタンド自体がそこら辺の安物とは比較にならないほど自由度が高く、自分好みの調整ができる点を評価したい。あとはどれだけ滑らかに動かせ、使用中にしっかり固定されるかが肝になりそう。
ゲームも程々にやり、Photoshopなどで画像編集もやるよ!という人にオススメしたいモニターである。