【2021年版】おすすめのロープロファイルゲーミングキーボード8選【高速入力可能なFPS向け・低背】

ゲーミングキーボードのなかでもキートップまでの高さが低い「ロープロファイルキーボード」についてオススメを8つ紹介していきます。

キーボード自体の背が低いため、「スラスラ打てる快適性」や「作動点が短く高速入力可能な点」でプロゲーマーにも愛されています。

そもそもロープロファイルって何?という方も、選択肢の一つとして興味を持ってもらえればと思います。

ロープロファイルキーボードとは?

ロープロファイルキーボードは、一言でいうと「背が低いキーを搭載したキーボード※」です。ドイツ製で有名なCherryMX製だけでなく、メーカー独自のロープロファイルスイッチも開発されています。

メーカーやファンによって呼ばれ方がことなり、「ロープロ」や「低背」が一般的になります。通常のスイッチ同様、赤軸、茶軸、銀軸、青軸などが存在し、作動点やキーストロークが異なります

※筐体自体の薄さも重要ですが、本記事ではキースイッチに焦点を当てています。

ロープロのメリット・デメリット

■メリット

  • 軽いタッチで入力可能
  • スイッチ作動点が短い
  • コンパクトなデザイン

これらのメリットにより、FPSなどの入力速度が問われるゲームで真価を発揮します。背が低いので手首への負担も減り、長時間のタイピング(ゲーム)でも疲れにくいです。パームレストがなくても楽にタイピングできます。

キーボード自体が薄いためデスク上に置いても存在感がなく、スッキリ見せたい方にもおすすめです。

■デメリット

  • 打鍵感が薄い

これは人により好みが分かれますが、REALFORCEにように打鍵感の素晴らしいキーボードと比較すると、軽く薄く感じます

スイッチ軸により異なりますが、打った時の重厚感を楽しみたい人は、通常のメカニカルスイッチを採用したキーボードの方が向いています。

おすすめのロープロファイルゲーミングキーボード8選

■LogicoolG G913

Logicool独自のGLメカニカルスイッチを採用し、通常キースイッチと同じ入力速度・精度を半分の高さで実現しています。3種類のスイッチを採用しており、以下のような特徴があります。

スイッチ軸 作動点 キーストローク タクタイル 押下げ荷重 耐久性
GLクリッキー 1.9mm 4.0mm あり 50gf 7000万回
GLタクタイル 1.5mm 3.2mm 僅かにあり 45gf
GLリニア 1.5mm 3.2mm なし 45gf

3軸ともに作動点が短く、ゲーム用途に向いてます。あとは入力時の触覚フィードバック有無などの好みで選ぶのが良いでしょう。

FPSはキーの入力頻度が高く、速度も求められるシーンが多いためGLリニアが適しているでしょう。逆に少しでも打鍵感が欲しい方は、GLクリッキーやGLタクタイルがオススメとなります。

全ての軸でフルサイズとTKLを展開しており、選択肢の幅がグッと広がります。

私は、FPSゲームをやることが多く、キーボードとマウスの距離が近い方が良いため「G913 TKL GLリニア軸」を購入しました。あとはワイヤレスで取り回しが自由な点も評価できます。

上記より、性能やサイズ展開などを考慮すると申し分ないですが、30,980円と高価です。むしろデメリットは値段くらいしかない理想のロープロファイルキーボードです。

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Logicool G(ロジクール G)

■FILCO Majestouch Stingray Lowprofile

FILCOは、ゲームよりもプログラムや事務用途で使うユーザーが多いイメージですが、Majestouch Stingrayはその概念を払拭するくらいゲームに向いているキーボードです。

打鍵時の跳ね返りが強く、ロープロかつリニア軸なのにしっかり入力した感覚を味わえますメカニカルスイッチらしい打鍵感でキャラコンも自由自在に操れます

以下、2種類のスイッチ軸から選択できます。人気の銀軸も用意されており、ロープロの中でも更に高速入力が可能なスイッチです。

スイッチ軸 作動点 キーストローク タクタイル 押下げ荷重 耐久性
Low Profile Red
低背・赤軸
1.2mm 3.2mm なし 45gf 5000万回
Low Profile Speed
低背・銀軸
1.0mm 3.2mm なし 45gf

LogicoolG G913同様、フルサイズとTKLが用意されています。また、キーへの印字についても日本語や英語だけでなく前面印字されたモデルもあります

サイズ・キースイッチ・印字方法など選択肢の多さも人気の秘訣です。

唯一残念なのはRGBライティング機能がないことです。しかし、それだけ部品数が少なく故障しにくいとも言えます。余計な装飾がなくシンプルな構造であり、ライティングが不要な人にとっては逆にメリットとも捉えられます

■Fnatic STEAK65 US

フルサイズ比65%サイズの小型ゲーミングキーボードであり、US配列(68キー)となります。Fnaticオリジナルのロープロファイルスイッチを搭載しています。通常のメカニカルスイッチと比較してキーの背が35%低く、ChrryMX銀軸のような押し心地となります。

スイッチ軸 作動点 キーストローク タクタイル 押下げ荷重 耐久性
Fnatic SPEED
キースイッチ
1.0mm 3.2mm なし 45gf

頑丈で高級感のある見た目のアルミニウムフレームを採用しており、420gと軽量で高い耐久性を実現しています。また、USB-Cポートもキーボードの左上に配置され、マウス操作に影響が出ないよう設計されています。

■Corsair K70 RGB MK2 RAPIDFIRE

海外のプロやストリーマーに人気のCorsair K70 RGB MK2のロープロファイル仕様です。通常5種とロープロ2種の計7種のスイッチ軸から選べます。ロープロのスイッチ軸は以下の通りであり、FILCO Majestouch Stingray同様CherryMX製です。

スイッチ軸 作動点 キーストローク タクタイル 押下げ荷重 耐久性
Low Profile Red
低背・赤軸
1.2mm 3.2mm なし 45gf 5000万回
Low Profile Speed
低背・銀軸
1.0mm 3.2mm なし 45gf

アルミニウムフレームや取り外し可能なパームレストを採用し、安定かつ耐久性がある点も評価できます。

■MSI VIGOR GK50 LOW PROFILE

人間工学に基づく構造により、長時間のゲームでも手と手首への負担軽減されます。フレームの細さや傾斜も大事ですが、ロープロの低さも打ちやすさに貢献しています。

採用されているロープロスイッチは以下の1種類のみです。

スイッチ軸 作動点 キーストローク タクタイル 押下げ荷重 耐久性
Low Profile White
低背・白軸
1.5mm 3.0mm あり 50gf 5000万回

ロープロ白軸を採用されているキーボードは少なく貴重です。カチカチ感のあるクリッキー軸であり、青軸のような打ち心地です。今回紹介するロープロファイルキーボードの中でも最もキーストロークが短い3.0mmです。

■ROCCAT Vulcan 122 AIMO

超薄型のキーボードであり、フレームとロープロスイッチ合わせて3.2cmしかありません。机に張り付くようなデザインにより腕への負担を軽減し、Titanスイッチの利点を最大限に発揮できます。

ChrryMXではないROCCAT独自のTitanスイッチは、FILCOのMajestouch Stingrayとは異なり、スイッチの物理的な跳ね返りを極限まで抑えています。これは、キーの認識速度を上げるために開発されたスイッチであり、打鍵感をほとんど感じません。

以下の2種のTitanスイッチから選ぶことができます。

スイッチ軸 作動点 キーストローク タクタイル 押下げ荷重 耐久性
Titan リニアスイッチ 1.4mm 3.6mm なし 45gf 5000万回
Titan タクタイルスイッチ 1.8mm 3.6mm あり 45gf

そして、ゲーミングキーボードならではのライティングが特徴的です。キースイッチが透明構造のため、ライティングの輝きがより強くなります。

ROCCATのAIMOライティングエンジンにより、1680万色のLEDと様々な演出を楽しめる仕様です。

■COUGAR VANTAR MX

COUGARが独自に開発した青軸のロープロファイルメカニカルスイッチを採用しています。しっかりとした打鍵感と入力時のフィードバックを感じつつも高速入力可能なモデルです。入力の確実性を優先するため敢えて青軸を採用しています。

他社は赤軸や茶軸、銀軸などスピードを重視したスイッチを採用する中、青軸によりうまく差別化を図っています。

スイッチ軸 作動点 キーストローク タクタイル 押下げ荷重 耐久性
COUGARオリジナル
Lowprofile(青軸)
3.5mm あり 5000万回

他のロープロファイルキーボードと比較するとフレーム自体は厚みがあり、スイッチがロープロという仕様です。

以上が私がオススメするロープロファイルゲーミングキーボード8選となります。通常のスイッチ軸と異なり、作動点やキーストロークが短いため、高速入力が求められるFPS向けとなります。

それだけでなく、タイピング時に手や手首への負担が軽減するため、プログラムのコードを書く人にも向いています。一つ持っておいて損はしないのでこの機会に購入してみてはいかがでしょうか。