beyerdynamic「T1」「T5」開放型・密閉型ヘッドホンの第3世代モデルを発表。オーディオファンに最適化された音響とデザイン

beyerdynamicから開放型ヘッドホン「T1」、密閉型ヘッドホン「T5」を発表。オーディオファンに最適化された音響とデザインを備えている高級品となる。どちらのモデルも欧州では999ユーロで発売される予定。日本向けへの発表はなく続報に大きく期待したい。発売日は11月28日、価格は120,000円(税別)となる。

T1・T5の音質へのこだわり

T1ヘッドホンは開放型であり、3次元の立体的なサウンド体験を目標に作られている。beyerdynamicのプレミアムヘッドホンにだけ搭載されている「Tesla」テクノロジーにより、まるでライブコンサートに連れてこられたかのような「立体的」なサウンドを得ることができる。それだけ奥音の奥行や方向、重厚感に力を入れて開発を行っている。

音質的には低音を若干強化し、全体的に暖かみのある音に仕上げている。

対照的にT5ヘッドホンは密閉型となり、立体感より外部ノイズを低減することを目標に作られている。集中して音楽を楽しむのに適したモデルとなっている。T1と同じく「Tesla」テクノロジーによりクリアで自然なサウンドを実現。

特に中高音域が高解像度となり、ボーカルと楽器の両方をはっきりと聴くことができる。

どちらのヘッドホンもbeyerdynamicの「Tesla」テクノロジーに基づくトランスデューサーを搭載。全ての音楽を細部まで堪能したいならTesla搭載のヘッドホンをおすすめしたい。

もちろんハイレゾ音源対応済みヘッドホンだが、音源がハイレゾ相当でなくても高解像度なサウンドを楽しむことができる。

T1・T5のデザインへのこだわり

※画像タップで拡大して見ることができます。

T1・T5両方のハウジング部分にステンレススチールに穴開き加工を施したカバーを採用している。穴開きパターンもエレガントに仕上げており、複雑な製造プロセスであることが伺える。

どちらのモデルも高音質快適性を保つため、頭部の形状に順応する形状記憶フォームのイヤーパッドを採用している。材質は異なり、T1は通気性のあるソフトベロアカバーとなり、T5合成皮革により外部ノイズを低減している。

ケーブルは7N OCC導体を採用し、着脱可能に対応している。

T1・T5スペック比較

製品名 T1 T5
ヘッドホン
タイプ
開放型 密閉型
トランスデューサー ダイナミック・Tesla ダイナミック・Tesla
周波数帯域 5~50,000Hz 5~50,000Hz
インピーダンス 32Ω 32Ω
感度 100dB(1mW) 100dB(1mW)
最大入力 300mW 300mW
重量 360g 360g
コネクタ 金メッキ3極
ミニステレオ
ジャック3.5mm
アダプター6.35mm
金メッキ3極
ミニステレオ
ジャック3.5mm
アダプター6.35mm
発売日 11月28日
価格 120,000円(税別)